温泉

紫尾温泉の特徴

【泉質】単純硫黄泉（低張性、アルカリ性、高温泉）
【泉温】50.3℃

【性状】無色透明、微硫化水素味、微硫化水素臭

【pH】(水素イオン濃度)9.4
【泉質別適応症】

　浴用…アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症

　飲用…耐糖能異常（糖尿病）、高コレステロール血症など

硫黄泉

硫黄泉はゆで玉子のような臭いがし、もっとも温泉らしく感じられる泉質です。硫黄泉は殺菌効果が高いため皮膚病に効くと言われています。

アルカリ性

アルカリ性の温泉は皮脂を溶かして角質層を柔らかくし、お肌をつるつるにする働きがあることから、「美人の湯」や「美肌の湯」と言われています。

低張性

温泉の浸透圧には「低張性」「等張性」「高張性」というものがあります。高張性の方が濃い、強い温泉で、低張性ほど薄い、優しい温泉と言ってよいです。浸透圧は体の細胞液の濃度を基準にした分類なので、等張性以上の濃度がない温泉が多く、低張性がほとんどですから、低張性が薄いのは、体の細胞液濃度と比較してのことです。浸透圧の意味としては、高張性は温泉の成分が体に浸透しやすく、低張性は水分が体に浸透しやすいと考えればよいです。

高温泉

温泉が地上に湧出したときの温度、または採取した時の温度を泉温といいます。泉温により温泉は分類されています。紫尾温泉は泉温が42℃以上の温泉ですので高温泉になります。

ｐH

液性による温泉の分類
温泉が湧出する時の水素イオン濃度（pH値）によって、温泉は酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性に分類されています。美肌の湯、美人の湯と言われる「つるつる感」のある紫尾温泉は典型的なアルカリ性の温泉です。

微硫化水素臭

いわゆる「硫黄の臭い」は硫黄と水素の化合物である硫化水素によるものです。硫黄そのものは無臭ですので「硫黄のような臭い」は学術的には間違っていますが、慣用として定着してしまった表現かもしれません。

​温泉

紫尾温泉の特徴

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